受験生の皆さん、前期試験お疲れさまでした!
合格発表まで不安な日々が続きますが、ここからは気持ちを切り替えて
後期試験の対策をする必要があります。
そこで今回は、横浜国立大学経営学部に後期日程で合格した私が、自身の経験を踏まえ、
経済学部・経営学部の後期試験対策について書いていきたいと思います!
1.後期試験に向けて気持ちを切り替えよう!
1.前期合格発表前
前期試験が終わってから合格発表があるまでは、達成感などもあり、比較的リラックスしているかと思います。試験の翌日は家でテレビを見ながらゆっくり休むなんて人も多いのではないでしょうか。
確かに試験翌日くらいまでなら勉強しなくてもいいのかもしれません。
しかし、前期試験の翌々日あたりからは勉強を再開しましょう。
後期試験までは約2週間もあるので、ここで気を抜くと他の受験生に一気に差をつけられてしまいます。特に現役生は「絶対浪人したくない」という思いでこの期間に加速度的に成長します。
また、横国文系の後期試験科目は英語・数学(経済学部はどちらか1教科、経営学部は両方)ですが、これらの科目は「1日でもサボると感覚が鈍る」という特徴があります。実際に私は前期合格発表後から後期対策を始めたため、特に英語の感覚を取り戻すまで地獄を見ました。。。
この記事を読んでくれている受験生の皆さんはくれぐれもそうならないように、早めに対策をはじめましょう!
気持ちを切り替えるためには、情報収集が効果的です。まずは最新版の赤本を手に入れましょう。合格に必要な情報はすべて赤本に掲載されているといっても過言ではないくらい役立ちます。今すぐ買いましょう。
赤本の使い方に関しては、実際に私が浪人時代に参考にしていた記事があるので、そちらをご覧ください。
赤本の使い方|過去問を最初に解く意味、解く順番と時期
その他、たいていの役立つ情報はググれば出てきます。
「後期試験本番まで何したらいいの?」
「モチベーションを上げるにはどうすればいいの?」
など、グーグル先生は様々な疑問に答えてくれます。
ただ、情報収集に時間をとられて勉強できなくなってしまっては本末転倒なので、
参考までに私がよく見ていたサイトなどを載せておきますね。
2.前期合格発表後
残念ながら前期試験で思うような結果が出なかった人は、ここからさらにギアを上げて勉強する必要があります。だがしかし。私も経験したので痛いほどわかります。
ここで気持ちを切り替えて後期のために勉強するのがめちゃめちゃしんどい。
「あんなに勉強したのにダメだったのか」「後期もダメなんじゃないか」という不安で
頭がいっぱいになり、勉強どころの騒ぎじゃない。
実際私は、第一志望にA判定で落ちたことや家族との関係が最悪になったことなどが
重なり、完全にメンタルブレイクしていました。
だがしかし!
過去を悔やんでいても点数が上がるわけではありません。
他の受験生は今この瞬間も後期試験に向けて勉強しています。
過ぎたことを悔やむのは時間の無駄でしかありません。
つらいかもしれませんがここはあと少しだけ踏ん張りましょう。
前期試験失敗の原因を理解できると、自分を客観的に見ることができ、気持ちの切り替えがしやすくなります。個人的には紙に書き出してみるのがおすすめです。
歌ったり踊ったり食べたり寝たり、メンタルの治し方は人それぞれあると思います。
私の場合は大好きなSILENT SIRENの曲を聴きながら近所を5kmくらいダッシュしたらメンタル復活しました。
ちなみにランニングにおすすめベスト3は「Limited」「Routine」「milk boy」です。
2.試験当日までの過ごし方
2-0.総合編
さて、気持ちを切り替えた後は、あなたがやるべきことは明確です。それは、
- 合格点と自分のセンターの持ち点から逆算して、後期試験であと何点とればよいのかを明らかにすること(つまり、本番でどの問題が解ければよいのかを明らかにすること)
- 試験当日にその点数を取るために必要な勉強計画をつくること(つまり、「合格するために今日何をするべきか」を明らかにすること)
- 毎日勉強すること(笑)
- 今日勉強したことがどの程度身についているか、勉強は計画通りに進めているのか、見落としていたことや忘れていたことはないかなどを確認すること(つまり、「やりっぱなし」を防ぐために検証を行い、計画通りに進まなかった要因を突き止めること)
- 1日の終わりに、今日の成果を踏まえて「合格するために明日何をするべきか」を考え直すこと(つまり、検証結果を踏まえた改善計画を立てること)
勘のいい人ならわかると思いますが、
要するに「毎日PDCAサイクル回そうぜ」ってことです。
<注意>
・直前期になってから新しい参考書にやたら手を出す人が多いですが、それは典型的な失敗する受験生のパターンです。1冊を完璧にするまで復習しましょう。
2-1. 勉強編(英語)
出題形式は基本的には「長文読解2題+自由英作文1題」です。
長文読解は文章全体を要約させる問題がメインで、英文のレベルはそこまで高くはないですが、解答に本文の要素をどこまで入れるかが考えどころです。
「解答欄の大きさをヒントに、要約に取り入れる要素の数を考えよう」
というのが定石ですが、私の様な字が小さい人にはつらい問題です。。。
基本的に長文・英作文どちらも解答作成に時間をかけたいので、いかに本文を素早く正確に読めるかが合格のカギとなります。
そこで私がお勧めする勉強法は、音読です。
解き終わった過去問や参考書の長文を暗記するくらいまで音読してください。
CD付の参考書だとより良いです。
音読のやり方については、「ユメタン」や「灘高キムタツの東大英語リスニング」の著者として有名なキムタツこと木村達哉さんのブログが非常に参考になります。
また、CMでおなじみ東進ハイスクールの安河内哲也さんと木村さんのこちらの対談も
音読をする上で非常に参考になります。
ちなみに私が直前期使っていたのは
・ターゲット1900
・速読英単語上級編
・ポレポレ英文読解プロセス50
・英作文ハイパートレーニング和文英訳編
・過去問
です。英作文対策以外はほとんど音読しかしていなかったと思います。
2-2.勉強編(数学)
出題形式は大問4題(小問あり)
出題傾向は数学Ⅱ,A,Bの頻出範囲(微積、軌跡、確率、数列、ベクトルなど)から
標準レベルの出題が中心です。
微積は必ず出るくらいの気持ちで準備しておきましょう。
難問・奇問はほぼ出題されませんが、計算量に慣れていないと解ききるのに
時間がかかるでしょう。
多くの問題では(1)がその大問全体の誘導となっているので、
(1)が解ければ解法の方針に迷うことは少ないと思います。
オーソドックスな問題ばかりなので、基本的な解法をしっかり押さえることが大切です。青チャートや1対1対応の演習のような網羅系参考書を復習しておきましょう。
時間があれば標準レベルの参考書などで初見の問題を解く練習もしましょう。
また、微積などで計算を工夫できるようになると時間短縮につながります。
問題を解く際には、図を描きながら考えるようにすると、確率や数列の問題で
法則性が見えやすくなります。
また、部分点を狙ってなるべく解答欄を埋めようとする姿勢も大切です。
立式できなくても、答案用紙に図を描いたり、解法の方針を言葉で記述したりできれば
ひょっとすると2点くらいは貰えるかもしれません。
完璧主義は捨てて、1点でも多くとれるようにしましょう。
私が直前期に使っていた参考書は
・1対1対応の演習Ⅰ
・1対1対応の演習A
・1対1対応の演習Ⅱ
・1対1対応の演習B
・過去問
です。1対1対応の演習はすべて復習用です。私は数学に関しては正直演習不足だったので、これら網羅系参考書の復習に加えてプラチカなどで初見の問題を制限時間内に解く
練習をやっておくとよりいいと思います。
2-3.生活習慣編
勉強に集中するあまり、ついついおろそかになりがちなのが規則正しい生活を送ることです。ポイントは以下の2つ。
1.睡眠時間は削らない
神経科学者のエイドリアン・オーウェン教授が行った研究で、睡眠が足りないと、
意思決定や問題解決、記憶で極めて重要として知られる前頭葉と頭頂葉の活動が
ぐっと減ってしまうことが報告されています。
6~8時間はしっかり寝ましょう。
2.適度に運動する
運動をすると、心臓から脳に充分な血液が送り出され、その後机に向かった際の
集中力が向上することが知られています。また、脳内でドーパミンの分泌が
促されることで、やる気も満ちてきます。
上半身のストレッチなど、座ったままできるものでもいいですが、
5分ほどウロウロ歩いてみるのも気分転換になっておすすめです。
3.本当にあった怖い話
・最寄り駅から大学までがめちゃめちゃ遠かった(試験当日は徒歩20分くらい)
・教室がガラガラ(半分くらいは空席だった)
・英語の出題順が突然変わったせいで途中まで違う回答欄をひたすら埋めていた
これらはすべて私の実体験です。
試験前日に初めて横国に行ったので、最寄り駅の遠さには驚きました。
どんなハプニングが起きても冷静に対処できるよう、試験当日は心と時間に
余裕をもって行動しましょう。
4.受験生へのメッセージ
最後に受験生の皆さんへ伝えたいことがあります。
それは「後悔しない人生を送ってほしい」ということです。
「今年はあきらめて浪人しよっかな~」
不安感からこのような考えになってしまうかもしれません。でもね。
ここで頑張らないと一生後悔するよ
ここで頑張れた人と頑張れなかった人の未来は大体こんな感じだと思います。
Aさん「第一志望落ちてめっちゃ辛かったけど、あのとき最後まで頑張ってよかった!」
Bさん「まあ俺があのとき本気出してれば横国なんて受かってたんだけどね~ww」
AさんとBさん、後悔しない人生を送っているのはどっちでしょうか?
あなたはAさんとBさん、どっち派ですか?
残りあと少し、頑張ってください!
<ちなみに>
横国に合格して下宿先を探している人や、横国に通うことをイメージしてモチベ高めたい受験生には以下の記事がオススメです!
nondemand
最新記事 by nondemand (全て見る)
- 2018常盤祭が無事終了しました - 2018年11月6日
- 横国生におすすめの夏休みに行けるフェス3選! - 2018年7月22日
- 【カップル必見】デートで脱マンネリ!クルージングで夏を涼しく楽しもう! - 2018年7月20日
- 野毛ジャズde盆踊り クラウドファンディングプロジェクト - 2018年7月7日
- 2018年 新歓・メンバー募集情報 - 2018年7月7日
Pingback: 横浜国立大学後期入試(理工学部)について | nondemand 横国生活を彩る情報サイト